「昭和の名人アンコール」発売
2012-02-21


小学館から発刊されているCD付きマガジン「昭和の名人」シリーズですが、「完結編」全26巻の刊行が終わり、さらに「アンコール」と題して、志ん朝、志ん生、圓生、三代目金馬4師のマガジンがさらに発刊されることになりました。本日そのアンコールの第一巻「志ん朝」が届いています。さっそく聴いてみましたが、1席目の「火焔太鼓」は昨年、文化放送から発売された「志ん朝十三夜」のCD音源とまったく同じ。2席目「子別れ・下」も、小学館から発刊されている「CDブック東横落語会・古今亭志ん朝」の音と同じ。ただ、今回のCDは従来盤よりピッチが少々早くなっており、1979年当時の志ん朝の音源として、自然なトーンになっているように思えます。期待はまったくしていなかったけど、新音源がないことにやはりガッカリ。コレクターとしては「もっと新しい音源を」と思いたいところですが、「『志ん朝』という一番売れる噺家」というのと「発売できる音源」というのとの最大公約数をとると、既に発売されている音源を再び発売する、ということになるのでしょうか。
[落語]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット